ガンズ・アンド・ローゼズ/ユーズ・ユア・イリュージョン I (画像リンク先Amazon)


USE YOUR ILLUSION I


01. Right Next Door To Hell
02. Dust N' Bones
03. Live And Let Die
04. Don't Cry (Original)
05. Perfect Crime
06. You Ain't The First
07. Bad Obsession
08. Back Off Bitch

上記曲番同ページ内リンク


09. Double Talkin' Jive
10. November Rain
11. The Garden
12. Garden Of Eden
13. Don't Damn Me
14. Bad Apples
15. Dead Horse
16. Coma

USE YOUR ILLUSION I
完全限定24金ゴールドディスク仕様

1997/5/13発売 (Amazon)
MOBILE FIDELITY SOUND LAB社(HP)より発売されたマスター盤

アルバムについて 日本盤 / 輸入盤(試聴可-Amazon)/ Wikipedia-(W)


「俺たちは『イリュージョンズ』のアルバムの曲に取り掛かろうとスタジオに入ったが、それは時間と金の無駄だった。 後で(スティーヴンの部分を)消すはめになって、10万ドルもかかっちまったんだ。」

「基本的にあいつ(イジー)は『イリュージョン』のレコーディング中に脱けちまったから、自分の曲も含めて あのレコードの半分も参加してない。」

「俺は決して『イリュージョンズ』を批判する気はない。どんなヴァイブがあったかしらないが、あのレコードは 俺達に取っちゃでかいんだ。時間が経てば、こういう曲はこういう背景から生まれるんだって事をわかってもらえるはずだ。」
スラッシュ(クロスビート1994年3月号)

■1991年9月17日(火曜日)AM0:00 発売

■他
BLINK182の新作のタイトルが『ユーズ・ユア・イリュージョン 1 & 2』のパロディで “Use Your Erection I and II”(お前のおっ立ったものを使っちゃえ 1 & 2)という噂があった。(S-2003/7/24)


1928年1月12日/Ruth Snyder アルバムのインナースリーブにルース・スナイダーの処刑写真を背景にしたグループショットが差し込まれている。

参考/マジソンズ博覧会/HP
⇒殺人博物館⇒情痴殺人⇒ルース・スナイダー&ジャッド・グレイ

「『DEAD』の前のバンドのグループショットは偶然の一致ではない、 俺が感じていたことを心を開いて話せなくなっていたし、俺が望んでいたものも変わっていた」
2009/2/27 デル・ジェイムズのインタビューに答えるアクセル

1. Right Next Door To Hell (ライト・ネクスト・ドア・トゥ・ヘル)


アルバム1曲目は、攻撃的で太くてヘヴィなダフのベース音に導かれて始まる。

1990年10月30日(火)高級コンドミニアムの隣人、ガブリエラ・カンター(37歳)とトラブル。
歌詞はその経験に基づいている。
(MUSIC LIFE1991年1月号にアクセルのラジオインタビュー付で事件の詳細掲載。)

共作者Timo Caltia(HP/Myspace)とイジーのエピソード(英語/Teroz氏-MYGNR-のトピックから)

2. Dust N' Bones (ダスト・アンド・ボーンズ)


「イジーと一緒に“Dust N' Bones”という曲を、似たような状態(ドラッグ漬け)で書いた。ただし、自分がどんな状態であれ 、人が生み出す作品は、そいつの経験を反映しているはずなんだ。」
スラッシュ(MUSIC LIFE 1991年9月号)

Route 65が歌詞の中に出てくる(W)

3. Live And Let Die (リヴ・アンド・レット・ダイ)

日本盤/ 輸入盤
1.LIVE AND LET DIE (LPヴァージョン)
2.LIVE AND LET DIE (ライヴ・ヴァージョン)
3.Shadow of your love(ライヴ・ヴァージョン)

アクセルとスラッシュが電話で話していた時、ウイングスの「死ぬのは奴らだ」を前からカバーしたいと思っていた、 という話からカバーが決定。狂い出すようなバージョンが生まれた。
参考

5. Perfect Crime (パーフェクト・クライム)


「“Perfect Crime”って曲にはかなり“ブッとんだ”ソロが入ってるよ。俺のギターははるかに進歩したと思うな。」スラッシュ(PLAYER1992年4月号)

マーク・キャンターの本(参考)により、1986年10月31日、レッチリの前座で初めてこの曲を披露したことが判明する。

6. You Ain't The First (ユー・エイント・ザ・ファースト)


曲の終わりにギターを立てかける?ダフとスラッシュのセリフが入っている。
「To the bar.」ダフ、「That's a take.」スラッシュ

7. Bad Obsession (バッド・オブセッション)


イジーとウェスト・アーキーンの共作。
マイケル・モンローがハーモニカとサキソフォンで参加。
アクセルによって歌詞が変えられる前のイジーの歌うテイクが流出している。
“Bad Obsession”は“Mr.Brownstone”の1年前に書かれた、とライブの際紹介されていた。
ライブでは「Mr.Slash on the Travis Bean guitar」というアクセルの紹介で、
「Bad Obsession」が演奏されていた。
レコーディングでもトラヴィス・ビーンが使われている。

9. Double Talkin' Jive (ダブル・トーキン・ジャイヴ)


“PATIENCE PART 2”と言われていた。

10. November Rain (ノーヴェンバー・レイン)

日本盤/ 輸入盤

メイキング・ビデオに詳しい。

彼(マット)はまた、“November Rain”のドラム・パートをアクセル・ローズと思いついた時のことを思い返して、 こう語っている。「俺とアクセルはホテルのフロアにいて、ロシアのキャビアを注文したんだな。 ウオッカのボトルが1本あってね。俺とアクセルの二人きりで夜遅かったんだけど、 エルトン・ジョンの“Don’t Let The Sun Go Down On Me”を聴いてたんだ。 彼はすごいエルトンのファンで、愛しててね。それで、キャビアを肴にウオッカを何杯も飲んでたら、 あの曲の偉大なタムのフィルが聴こえて、アクセルが言ったんだ。 『これ、やって欲しいな。こんな感じのを“November Rain”でさ』ってね」 (2016/1/26 NME

11. The Garden (ザ・ガーデン)


「“The Gardenって曲にはアリス・クーパーがゲスト参加していて、アクセルとデュエットしてる。善玉役のパートをアクセル、 意地悪な役のパートをアリスが歌ってるんだ。(笑)」ダフ
(BURRN!1991年4月号)

「アクセルが“The Garden”にヴォーカルのメロディをつけていったら、アリス・クーパーのサウンドにそっくりになったんだ。 マジに似てたんだ。だから“いっそのことアリスに歌ってもらおう”ってことになったんだよ。 スタイルを盗んで真似するよりも、そっちの方がずっといいだろ?で、アリスが実際にスタジオに来て、歌ってくれた。 最高にクールな出来事だったね。」スラッシュ
(MUSIC LIFE 1991年5月号)

PVも作られた。
アクセルが全てを歌っているヴァージョンも流出している。
Garden Of Eden - The Videosingle (U.K.)

12. Garden Of Eden (ガーデン・オブ・エデン)

Garden Of Eden - The Videosingle (Amazon.co.uk/参考)
1993/5/17 UKにてビデオ・シングルとして発売された。
1.Garden Of Eden
2.Dead Horse
3.Yesterdays (Live at the 1992 American Music Awards)

イストレンジドのPVの次に発表されたPVはこの曲で、なんだか薄気味悪いPVに仕上がっている。
1993/2/23の公演で演奏されている。 Garden Of EdenのTシャツも発売された。

13. Don't Damn Me (ドント・ダム・ミー)


「自分自身をある高さまで高める大規模なマインド・トレーニングをやってるし、体内の毒素を除去するプログラムもいくつかやってるよ。 毒素っていうのは精神的外傷によるものなんだ。」
「何か精神的に傷つくと脳が化学物質を放ち、それが傷の生じた筋肉にしみこんでいくものだけど、 それは一生、人につきまとう。」アクセル(MUSIC LIFE 1992年10月号)

14. Bad Apples (バッド・アップルズ)


「ヘヴィなピアノから始まる曲があるんだ、俺が1日で仕上げた曲なんだけど、それもいい曲さ。 なんとなくFOGHATの“Buy Me A Chevolet”を思わせるブルージィなゴスペルっぽい曲だったんだけど 、今は“Take Another Piece Of Heart”(ジャニス・ジョップリンの曲)みたいになってきた。」
アクセル(METAL GEAR1990年6月号)

Bad ApplesのTシャツも発売された。
Dead Horse[PROMO CD]

15. Dead Horse (デッド・ホース)


SEX PISTOLSの「
Flogging a Dead Horse」からの着想か?
「Beating a dead horse」は「Flogging a Dead Horse 」(死に馬に鞭)という英語慣用句。
「無駄な努力、済んだことを蒸し返す」を意味する。(W)

最後にテープを巻き戻す音が使われている。

PVではアクセルがイントロをアコースティック・ギターで弾くシーンから始まる。 ヘルメットにつけたカメラのライブ映像などで構成されていた。

1993/3/9、ハートフォード公演でアクセルはDEVO(参考ページ)の「モンゴロイド」を弾いた後、デッド・ホースをプレイしている。

16. Coma (コーマ)


「“COMA”は途方もない曲だよ。蘇生機っていうのかなぁ、ホラ、死にかけている時に心臓に当てるやつ。曲の中に、そいつを 使っているんだ。心電図を取る時のビービーという音も入ってる。ちょっとしたおふざけだけどね。でも曲自体はすごくヘヴィだし 、アクセルのヴォーカルもすごいよ。マジですごい。」ダフ(MUSIC LIFE 1991年5月号)

「ハイな状態の時に書いたものの中には、カッコイイ曲ももちろんある。例えば“COMA”という長くてヘヴィな曲が あるんだけど、これはドラッグ漬けになっている時に書いた曲さ。これは、今俺が書くような曲とは違っているな。」 スラッシュ(MUSIC LIFE 1991年9月号)

1991/6/4 オハイオ公演(イジー在籍時)、
1992/2/19 東京ドーム公演(ニュース・ステーションでCM直前「今日東京ドーム」というテロップとともに1曲目コーマの映像が数秒流された)、
1992/4/9 シカゴ公演(DVDに収録)、
などで演奏された。